ワズラ・ウルスラグナ設定補足
技能
技能の使い方、捉え方。
前提として技能は技術であり、身体能力などの能力そのものを指すわけではない。と言う解釈。
- 怪力
ワズラの基礎技能の片割れ。
技能レベルは怪力度合いを表すわけではなく、怪力を発揮する為の技能レベルを指す。
つまりは力の込め方や伝え方、あるいは加減やバランスの巧みさを表している。
怪力技能が高い程、ワズラの筋力を十全に発揮出来る。
逆に技能が足らなくとも筋力に劣るわけではない。
基礎だけ有り、もう一つの技能共々、他のほぼ全ての技能やユーベルコードを支えている。
- 激痛耐性
ワズラの基礎技能の片割れ。
戦闘狂として死地に飛び込む上で必須となる技能。
痛覚が無い、或いは鈍化しているわけではなく、痛い物は痛い。
が、それを楽しむ事こそが戦闘狂の矜持である。
特殊なユーベルコードを受けない限り、ワズラが痛みに怯む事や呻く事は無い。
- 火炎耐性
地獄を内包し地獄の炎を操る身として、自然と身に付いた技能。
激痛耐性と違い、単純に炎熱に対するダメージに耐性を持っている。
地獄が炎熱を喰らう、鱗による断熱、肺を含む一部内臓の地獄化等、
狙ったわけではないが在り方としてごく自然に炎を克服しつつある。
- 捨て身の一撃
生有っての戦だと心得る戦闘狂は軽々しく死線を踏み越えない。
が、いざとなれば笑って越えていける。これはその為の技能である。
肉を斬らせて骨を断つのが前提であり、間違っても命を絶たれない為の技能。
その判断、瀬戸際の攻防、紙一重で生還し、一撃を叩き込む。
乱用は出来ないが、前述の激痛耐性との相性も合ってワズラの主要技能となっている。
- 鎧砕き
単純な破壊力を追求した結果の技能、ではない。
鎧、またはそれに準ずる堅い守りを打ち砕く為の技能。
力任せに渾身の一撃を叩き込む事も有れば、罅や綻びを狙う事も。
攻め方は数多なれど、敢えて守りの隙を突くではなく正面から打ち破る事に特化している。
- なぎ払い
技能としては単純に、より効果的・効率的に薙ぎ払う為の技術。
ワズラにおいては爪や武器によるもののみならず、
尻尾や両翼、ひいては地獄の炎さえ用いて薙ぎ払いを行う。
この技能はそれらのうちどれをどう使うかの選択も含めた技能となっている。
時に防御として用いる事も。
- 武器改造
地獄による侵食強化。
全身武器にして防具であるワズラにとっては自己改造に等しい。
主に武器や全身の外側を地獄化し、炎を纏わせるなどして強化する。
形状の変化はそれほど大きくなく、単純な火力強化に向く。
属性攻撃と言う程ではないが、ユーベルコードが無くとも火を点す、焼き払う、と言った事が出来る。
- 防具改造
地獄による侵食強化。
全身武器にして防具であるワズラにとっては自己改造に等しい。
主に武器や全身の内側を地獄化し、炎を宿らせるなどして強化する。
内側から肥大化する事が多いがそれ自体に然したる意味は無い。
攻撃を受けると炎が噴き出し多少の反撃や牽制になる他、
傷口を焼き塞いだり新たに地獄化するなどして継戦能力を向上させる。
また、普段以上に熱に強くなり、極寒への耐性も得られる。
- 空中戦
文字通り空中戦に関わる姿勢制御や移動に関わる技能。
際立って素早く飛行出来るわけでもなく、本人も空中戦を好んで仕掛ける事は少ないが、
それでもただ空中移動が得意なだけの者とは違い、中空においても戦い続ける為に特化した技能である。
特に地獄の炎によって荒れ狂った風の中でも飛行し戦う事に長ける。
逆に炎熱を飛行や加速に利用する事も。
- 戦闘知識
知識として身に着けた物と言うより、経験として身に付いた物。
また、その戦闘知識を必要な場面で咄嗟に引き出す為の技能である。
戦闘狂として、戦いの記憶は全て善き思い出なのでほぼ忘れる事が無く、経験は次の戦闘にも活かされている。
ただしワズラは敵を型にはめて考えない為、最初から知識に頼る事も、知識に振り回される事も少ない。
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