紅砂・釈似

作成日時: 2021/07/13 02:28:50
紅砂・釈似
人間の剣豪 × 殺人鬼

【出自】
UDCアースのやや貧しい団地生まれ。母は釈似を産んだ後に行方不明となり父子家庭、姉妹は姉が一人。虐待を受けていたが、体質的に殆ど傷を受けなかった。姉が就職すると共に家を出、以降はフリーで『仕事』を受けながら卒業まで大学へ通う。猟兵に選ばれても仕事の内容が変わっただけで、暮らしに変化はない。

バツイチ。20歳で籍を入れ、24歳で死別。姓は旧姓に戻している。操を立てている気は全く無いが、再婚する気も無い。

【姓名】
本名。『釈迦に似るもの』。出生時、そのまま歩き始めたことから。

【体質】
生まれつき、体躯に比して異様に頑強。食事を摂る必要もあまりない。最近は三食食べるようになったが、量は少ないまま。

幼少からの損傷と体質によって痛みには鈍感。刃の扱いはほとんど天性の感覚で会得しており、一切の鍛錬も修行もしたことがなく、剣の師もいない。刃物は何でも扱えるが刃渡りの長いものを好む。

ある程度以上の期間戦闘に身を晒さなければ、徐々に精神が不安定になる。友人の「治療」により完全に理性を失うような事態はあり得なくなっているが、それでも月に何度かは戦いに身を投じる必要がある。

【人格】
仏頂面と身体の割には人並な感性と道徳観をしており、他人はそれほど嫌いではないし興味もある。ただし暴力が身体に染み付いている故か自分の命の価値は低く、他人の心情の機微に疎い。子供、中でも幼児が大嫌い(感情の振れ幅が激しいため)。

戦闘、特に強者とのそれに開放感を覚える性質を受け容れた。肉体的損傷への恐れもあまりない。

絵画と大人しい獣が好き。いつか家に絵を飾ってペットを飼って過ごしたい。ぼーっとしているときは大体このことを考えている。

【戦闘】
剣について、神域に足を踏み入れた状態で生まれてきた『人間』。幾千年の鍛錬と経験を経たかのような力と技術でもって剣を振る。
刃の域に達した素手を除けば、刀剣以外で一切の攻撃手段を持たない。理を越えた剣気により本来の刀の間合、斬れ味、速度を遥かに超越した斬撃を可能とする。剣気を足元に集めて空を蹴ったり、衝撃波として運用することも出来る。原理は本人も正しく理解していない。

UDCアースとサムライエンパイアにそれぞれ数人顔見知りの刀匠がおり、普段遣いの白戎が折れたら新しく取りに行く。割としょっちゅう折るし欠けさせる。

【真の姿】
六眼六臂。身の内に隠されているその異形は、釈似の修羅たる本質を表す。憎しみしか知らず、戦いだけを頼りにして、暴力でのみ語る。

その姿は、母親が生前入信していたある邪宗門で祀られた修羅に似るという。

【料理】
得意料理は刺身。苦手料理は刺身以外全て。そもそも料理を完成させられたことがない。卵をきちんと割れない。とりあえず全部強火で焼けばいいと思っている。味覚が壊滅している。

【神守・来背】
前夫。故人。金髪に指輪という外観に似合わず、読書家で嫌煙家。
大学で知り合って以降釈似を気にかけ、半ば押し切るように入籍に至った。
服薬自殺で死亡済み。