下に行くほど、リプレイを書く上でどうでもいい内容だと思います。
エリーの行動指針
基本的には「人を助けること」のために行動する。
猟兵として人を助けてれば、そこそこ生活も保障されるから。
人と違う力を持つ自分は、そうでもないと恐れられて排斥されるから。
人が悲しそうにしてると、共感して自分もちょっと悲しくなるから。
人が褒めてくれると、ほんの少しやる気が湧いてくるから。
そして何より、家族が一番喜んでくれたのは、自分が人のために力を振るい、人を助けた時だったから。
それはそれとして、楽しそうなことは全力で楽しみたい。
エリーの性格
常に冷静で、目的の達成のためならそこそこ割り切って何でもするタイプ。
ただし、目的が基本的に「人を助けること」であるため、人命を割り切るのは苦手。
無表情で冷めた顔をしているが、単に表情を作るのが苦手なだけで、冷血というわけではない。
落ち着いていて動揺しないという意味で冷静沈着ではあるのだが、
別に頭がいいわけではないため、依頼の解決方法はわりとゴリ押しが多い。
褒められるのが好きで、自分より下だと判断した人間に対して寛容。特に子供に優しい。
ただし、煙草を吸うので、自分から子供に近寄ったりはしない。
人と交流するのは割と好きだが、それはそれとして一人の方が気を遣わないで済むので好き。
実はファザコン。そして、実はくだらないジョークが好き。
エリーの断酒
銀の雨が降る世界、生と死を分かつもの との戦いで、エリーは自身の未来の姿を見た。
その未来は余りにも酒臭く、情けなく、締まりのない表情で、つまみのあたりめを齧っていた。
絶望的な未来を前に、エリーは閻魔王に一つの誓いを立てる。
断酒します。
エリーはまだ知らない。
競馬やソシャゲやパチスロ等、この世には致命的な娯楽がいくらでもあることを。
エリーの念動力
サイキックエナジーを用いて力学的エネルギーを生成する、いわゆる念動力を操る。
出力、精度、射程、持久、全ての面で常軌を逸した水準にあり、あらゆる力学的現象を再現できる。
エリーは念動力に対して絶対の自信を持っており、戦闘はもちろんのこと、
料理、洗濯、掃除、着替え、歯磨き、化粧、読書、マッサージ、物探し、タイピング等々…
ありとあらゆる行動を念動力で済ませようとする癖がある。
また、他人のサイキックエナジーに干渉できるため、サイキッカー相手に滅法強い。
エリーの超感覚
エリーは自分が念動力で物を動かした感触がわかる。
この感覚を利用して、微弱な念動力をばら撒いて敵の動きを感知したり、
ソナーのように飛ばして周囲の状況を把握したりできる。
念動力をやたら精密に操れるのも、この感覚があってこそである。
ついでに他人のサイキックエナジーも知覚できるが、こちらの感覚は役に立つ状況がかなり限られる。
エリーの短所
運動は苦手で、勉強もさほど得意ではなく、交渉力もそこまで高くない。
また、霊能力、魔力、妖力といった、力学的でないエネルギーに干渉する手段がほぼない。
そのため、妖怪やお化けの類は苦手。怖くはないが、とてもめんどくさい気分になる。
加えて、精神攻撃にも耐性がない。
故郷で地獄のような光景を何度か見ているため、辛いことにはそこそこ耐えられる方ではあるのだが。
エリーの真の姿
ただでさえサイキックエナジー過剰気味なエリーだが、
真の姿になるとさらにサイキックエナジーが溢れてきて抑えきれなくなる。
普段念動力の出力口として使用する両目及び両手から溢れ出してしまい、
それらの部位が青白く光り輝くようになる。
実は、真の姿でなくても、出力を上げると両目が光ったりもする。
エリーの装備
エリーは武器を持たず、防具を身に着けることもない。
通常の兵器は、念動力にあらゆる面で劣る。
サイキックを利用する兵器は、念動力ほど小回りも効かず、エリーの最大出力に耐えられない。
サイキックを補助する道具は、逆に感覚が狂うので好きじゃない。
魔法の武具は不可思議な効果を持っているが、そもそも魔力が無いので扱いきれない。
そして何より、一品物をメンテし続けられるような金も道具も伝手もない。
そうした理由から、エリーは武器や防具を探すことを諦めている。
エリーの煙草
汚染物質の塊。吸わないと死ぬ。
一応、ガスマスクという手段もなくはないが、見た目がヤなので基本的につけたがらない。
副流煙は念動力で制御していて、汚染物質が漏れる心配はほとんどない。
それはそれとしてTPOはわきまえ、吸ってはいけない場所では吸わない。
吸っている自分も吸った時の感覚も好きだが、それはそれとしてクソ不味いとは思っている。
エリーの嗜好
幼い頃から続けている念動力の修行が半分趣味。
他の世界に行けるようになってからは、少年漫画にドハマりしている。
念動力のイメージ元にもなることもあるため、バトル漫画はつまらなくても読む。
漫画について語る友達がいないせいか、今のところ腐る気配はない。
煙草で味覚が鈍っているためか、刺激の強い食べ物が好き。香辛料は正義。
エリーのジト目
エリーは物を凝視する癖があり、ジト目になりがちである。
念動力を使う時は、対象までの距離をしっかりと把握する必要がある。
修練の結果、念動力の感触で距離もわかるようになったため、今となっては別に凝視しなくても問題はない。
それでも、何となく昔からの癖でつい凝視してしまう。
別に目が悪いということもないのだが。
エリーの服装
大体の服装は、グリモア猟兵と合流してから他の世界で買ったもの。気合を入れると黒く染まりがち。
しばらく着たらアポヘルの適当な拠点に放出するため、持ち歩いている衣服は少なめ。
服に限らないが、他の世界の物品をアポヘルに大量輸入できないものかと常々考えている。煙草とか。
エリーの住居
故郷であるアポカリプスヘルにいることが多い。
アポカリプスヘルでは、一つの拠点に定住することはなく、適当に各地の拠点を渡り歩いて人助けをしている。
手助けする代わりに物資を貰ったり、旅の途中に見つけた物資を近くの拠点に運んで物々交換したり。
そんな感じで日々の糧を得て、それなりに奪還者っぽい生活を送っている。
グリモア猟兵の依頼を受けて、ちょくちょく他の世界にも顔を出すが、やはり定住はしない。
キマイラフューチャーのような平和な世界を、羨ましいとは思っているのだが。
エリーの恋愛観
「ん~、そうですね……ガッチリとした逞しい肉体を持っていて、色々なことに精力的で、私が何も言わなくても荷物を持ってくれて、家事全般を積極的にやってくれて、どんな時でも甘えさせてくれて、ことあるごとに愛を囁いてくれる高身長イケメンとかそういう感じの人がいれば付き合ってみるのもやぶさかではないですかね」
そんな風に頭の中で考えているが、実際のところ性癖に刺さるのは弱弱しくてからかいがいがあって庇護欲庇護欲を掻き立てる年下の少年少女である。
エリーの宗教観
十字架をありがたがる一神教から道徳を学んでいる。
かつて、彼女の父はこう語った。
「私は人を作るという禁忌を犯し、その過程で多くの子供を死なせてしまった罪人だ。天国には行けないだろう」
「けど、生まれてきた子供たちには罪はない。君たちは、まっとうに生きれば、天国に行けるはずだ」
異世界に渡り、俗っぽい神々と出会い、骸の海を知った今となっては、造物主の実在を信じてはいない。
だが、教え自体は間違ったものではないと今も思っているし、それが人助けの指針にもなっている。
エリーのユーベルコードについてのコメント
「ユーベルコードの優れた点は、『なんとなく空間ごとぶった切る』とか、『なんか知らんけど当たると死ぬ』とか、そういう物理法則とか数字とか無視した非常識さにあります。そう考えると、私のユーベルコードは出力こそ非凡なものの、力学的法則に囚われているという点で、優れたユーベルコードであるとは言えないのでしょう。『5000トン超の一撃』というとインパクトがありますが、『絶対に敵を破壊できる魔法の一撃』の方が、大抵の状況で優れた結果を残すものです。魔力とか妖気とか聖なる力とかの、物理法則を無視して何となく結果が出せるタイプのユーベルコードは、見ているとすごく羨ましい気分になります。」
隣の芝は青く見えるという話。
エリーの特徴についてのコメント
- 無表情:なんでみなさん、あんな上手に笑ったり泣いたり感情表現できるんでしょう…
- 冷静沈着:私はクールで仕事のできる美人なんです。…まぁ、あんまり動揺しないってだけで、判断力が的確かと言われると微妙ですが。
- マイペース:人と歩調を合わせるのって、難しくありません?
- 自分が好き:お父さんが今の私を見たら、きっと私を自慢の娘だと褒めてくれることでしょう。
- 辛党:甘いものが苦手ってわけでもないですが、どちらかといえば辛味が好きです。
エリーの過去
汚染物質への耐性を獲得し、人類の生息域を増やすこと。
それを目的として、エリー達兄弟姉妹は作られた。
行動に多少の制限はあり、定期的な投薬や検査等必要だったものの、
温厚で子煩悩な父親(作成者)とその協力者達に育てられて、
エリーとその兄弟姉妹達はそこそこ平穏で充実した生活を送っていた。
しかし、数年前に突如としてオブリビオン・ストームが発生。
エリーの故郷は滅茶苦茶に引き裂かれ、オブリビオンの襲撃に晒される。
オブリビオン自体はフラスコチャイルド達の奮戦により撃退されたが、
町並みは見る影もなく崩壊し、住民の大半が死に絶え、都市機能は壊滅。
エリーの故郷は失われ、いくつかの墓標と廃墟が残されるのみとなった。
エリーの今
直接の仇は何なのか、定かではない。
フィールド・オブ・ナインという名の元凶は、戦争の果てに消え去った。
生きなきゃならない強い目的は特にないが、とはいえ死にたいとも思えない。
だからまぁ、人助けでもしてそれっぽく生きよう。
優かった父も、世話焼きだった双子の姉も、自分にそうあってほしいと言っていた。
ああ、人の生きる世界の空気の、なんと美味しいことか。
軽く死にそうで、困ってしまう。