PBWめも
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檪 朱希 裏設定・過去等
作成日時: 2020/08/23 18:26:55
🦋蝶の傷跡について。
蝶の傷跡は、怪異である「破滅導く深淵の蝶」によるもの。
怪異単体では非常に弱く、脅威にすらならないが、「宿主」に寄生することで徐々に真価を発揮する。
ただ、宿主は誰彼構わずというわけではなく、強い「心の傷」があり、一度でも世界に絶望したことがある場合に宿れる。
朱希の場合、「村人全員から存在を否定され、常に人として扱われない。そして誰にも助けてもらえない絶望」から認められた。
※ハサミに関するトラウマは、怪異が宿った後の後天的なもの。
🦋
【宿敵】
・先代蝶の宿主「アゲハ」
・怪異「破滅導く深淵の蝶」
🦋
私は生まれつき、右眼に赤い、赤い眼を持っていた。
髪も黒髪に赤が混じった、周りと違う黒と赤。
──なんということだ……
──悪魔だ……悪魔の子だ!!
──殺せ! 母親諸共殺してしまえば村は救われる!
元々、村では独自の思想を持って生きていた。
その人達にとって、突如として起きた困惑と動揺。
誰が言い始めたのか……悪魔、その一言から、私の人生は幕を開ける……
*
ダークセイヴァー【星灯の村】。
この村では、子供は神から賜る神聖な存在であり、象徴として大切にされていた。
特に、村長の子供である私は……一層皆から期待を受けていた。
──神より賜りし星、赤く染まる時。
──世界は、破滅へと誘われるだろう。
いつからそんな話が浸透していたのか、今となっては分からない。
けれど、それが村の、予言者からの言い伝えだった。
母親は、私が産まれた時に殺され、
父親は、母が亡くなったことや、私が忌み子、悪魔の子とされたことから私を避け、心を病んでしまった。
幸いと言うべきか、子供である私は……言われはともかく神から授かったのだからと、赤子の頃は協会の人に渋々預けられて育つ。
立って歩けるようになってから、家に帰されて父親と再会するも、私を他人として、家から追い出し続けるようになった。時には強引に、暴力を振るって。
助けを求めた。周りの人々に。
けれど、誰も手を差し伸べるどころか、私を『存在しないもの』として見て見ぬふりをする。
泣き声が煩いと、石や棒を投げてくる人はいた。
なるべく泣かずに、勇気を出して話しかけてみることもした。けれど、返ってきたのは平手打ちや心無い言葉達。
『悪魔の子にやるものなんて! なんて忌々しい!』
『さっさとくたばっちまえ!』
徐々に衰弱していき、死を覚悟していた。
そんなある時。
差し伸べられた手があった。
「君は、確かこの村の……」
白髪で細身の男性。特徴があるとするなら、白衣を来ている事、優しそうな目。私と違う、両目とも黒。
彼は、研究者だった。世界を脅かす吸血鬼やオブリビオンに対抗する力をダークセイヴァーで作り出そうとする、研究所の1人。
村の信仰や言い伝え等の噂を聞き、やってきたという。
何も言葉を発さない、衰弱した私を見て、村の近くにある仮の研究施設へと保護された。
父親代わりとして、暫くの間は寝る所や食事、ある程度の生活を
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2020/03/25 17:47:40
最終更新日時:
2023/08/12 14:30:12
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