檪 朱希 裏設定・過去等

作成日時: 2020/05/31 15:28:21
🦋蝶の傷跡と一部の地域に語られた物語について
蝶の傷跡は、UDCアース製の刻印によるものであり、「怪異:破滅導く深淵の蝶」によるもの。
怪異単体では非常に弱く、脅威にすらならないが、「宿主」に寄生することで徐々に真価を発揮する。
ただ、宿主は誰彼構わずというわけではなく、強い「心の傷」があり、一度でも世界に絶望したことがある場合に宿れる。
朱希の場合、「村人全員から存在を否定され、常に人として扱われない。そして誰にも助けてもらえない絶望」から認められた。
※トラウマは、怪異が宿った後の後天的なもの。

【物語】
ある小さな村から離れた場所に、一匹の蝶がいました。
その蝶は普通の蝶と違って、人々の感情を糧に生きることが出来るという、そんな白い蝶。
人々の感情を糧にするといっても、小さな幸せや喜びと言ったものでお腹いっぱい。
毎日少しだけ、村の人々から感情をもらって……たまに、自分が認めた人に幸運を分けるようなことをして、日々を過ごしていました。
その蝶の周りには、お世話係がいました。
あまり自分を守る力のない白い蝶が、僅かな力を使って創り出した青い蝶と橙色の蝶。
彼らは、白い蝶を……時に好奇心から捕まえようとする人間から、時に無作為に命を奪おうとする生き物から、ずっとずっと守り続けていたのです。

そんなある時、村から一人の少女が白い蝶に遣わされました。
白い蝶が「神の使い」ではないかと噂が立ち、是非村の繁栄のために祀らせてほしいと、願い出たのです。
少女は、最初に白い蝶が幸運を分けた人物だったのです。
白い蝶は、


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【宿敵】
・先代蝶の宿主「アゲハ」
・怪異「破滅導く深淵の蝶」
・禍つ楔

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私は生まれつき、赤い、赤い眼を持っていた。
髪も黒髪に赤が混じった、周りと違う黒と赤。

──なんということだ……

──悪魔だ……悪魔の子だ!!

──殺せ! 母親諸共殺してしまえば村は救われる!

元々、村では独自の思想を持って生きていた。
その人達にとって、突如として起きた困惑と動揺。
誰が言い始めたのか……悪魔、その一言から、私の人生は幕を開ける……


ダークセイヴァー【星灯の村】。
この村では、子供は神から賜る神聖な存在であり、象徴として大切にされていた。
特に、村長の子供である私は……一層皆から期待を受けていた。

──