忘れてしまえたら楽なことばっか

作成日時: 2020/09/22 23:36:22
夏報さん(f15753)と

いつものゲーセンは見つからなくて、知らないお寺に辿り着いて。
まるで怪談話だ……妖怪もいるし。

大丈夫?
……やっぱり、きみとも気が合うみたいだ。
意味わかんないのに、きみとここにいることは不思議じゃない。
それにもうひとつ……わたしにできることが、なんとなくわかる。
――燕さん、燕さん。あの人魚の舌を奪って、あのふたりよがりな歌を止めて。

忘れられるのが、忘れるのが怖いから
すべて見ない振りして、想い出もなかったことにして
本当にそれでいいの?
わたしは、この子のことを忘れたくないよ
そういえば、まだ名前も聞いてない、

――『夏報さん』
……ああ、そうだ。忘れられたくないし、忘れたくない人。