忘れてしまえたら楽なことばっか

作成日時: 2020/09/13 20:43:06
夏報さん(f15753)と

夕焼け色に染まったレトロな商店街。
なぜか懐かしさを感じる――いや、懐かしい、な。

わたしは制服のまま、商店街をぶらついていた。
通りすがる人を観察して行き先を推理するのに飽きて、向かうのは小さな書店。
目についた本に手を伸ばすと、背表紙に触れる手がもうひとつ。
どこかで、見たことが――あ、ごめんね、どうぞ。
立ち読みされるより買われた方が、みんな幸せになるだろうから。