挿話

作成日時: 2019/12/06 22:53:26
【藤溟海】
おや、ま、ほんと、可愛らし
ひょいと後ろから顔出して
覗けば随分愛らしい白い烏

当たるかしら当たらぬかしら
僕の行く先も、示せるかしら

翼の過るを見送って僕の呼ぶのは銀の泡
瀲靜でもって舞う羽毛を鎮めましょうな
水面に黄昏映したならば
天地も知れぬ淡いを鳥たちがゆくでしょう
(真面目に倒すべきならなんかしますn(’v’n)

あら、あら、吉と出るか凶と出るか
ね、なんと書いてあるかしら
覗く時が一等楽しいのだとその掌の内